Dr.TAKEのDTP秘訣集

-- 特色2色印刷 -- 　2色の刷り順

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2色の刷り順

特色インキは一般的に不透明なインキです。これを2色刷りすると、後に刷られたインキが先に刷ったインキを被い隠すような状態になります。
従って、同じ特色2色でも刷り順の違いで刷り上がりの発色が異なります。 この点ではDTPのシミュレーションも玉に傷です。具体的にはPhotoshopのレイヤー乗算やダブルトーン機能は刷り順を考慮せず、単純に減食混合するようですので、特色2色の色相差が大きいとかなり黒っぽい色になります。　
特色インキ見本の業界標準であるDICカラーガイドシリーズも、単色を紹介したガイドですから、掛合わせ色調は分かりません。
スポットカラー専用の掛合わせガイドには刷り順が記載されていますので参考になります。
2色印刷カンとコツにはカラーの作例ページの後に色指定例のページが収録されていますが、そこに掲載されています。
2色カラーチップスにも使用した特色2色を矢印で刷り順を表記しています。
当Webで配布している2色の掛合わせ実用データは、刷り順を考慮しデータ制作されています。